中学受験

私立中学と公立中学の違いとは? 私立中高一貫校の特徴って何?

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「受験」は、お子様にとって重要なポイントですよね。
特に、大学受験を狙うにあたって、私立中高一貫校を受験するか、公立中学から高校へ進学するか、どちらがよいのか悩みどころではないでしょうか。

そこで、「中学受験」(私立中高一貫校)と「高校受験」(公立中学から高校への進学)の特長をまとめてみました。
どちらを選ぶか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

私立中学 公立中学 違い

公立中学と私立中学、生徒数の割合は?

平成30年度(2018年度)の段階で、日本全国の中学校の数は10,270校。
そのうち公立中学校が9,421校、私立中学校は778校となっています。
(このほかに国立中学校などがあります)

文部科学省の発表によれば、公立中学と私立中学の生徒数は、以下のような変遷をたどっています。

区分 公立  私立
平成17年(2005年) 3,626,415 3,350,507 92.3% 242,506 6.7%
平成22年(2010年) 3,558,166 3,270,582 91.9% 255,507 7.2%
平成24年(2012年)  3,552,663 3,269,759 92.0% 251,324 7.1%
平成25年(2013年) 3,536,182 3,255,326 92.1% 249,419 7.1%
平成26年(2014年) 3,504,334 3,227,314 92.1% 245,800 7.0%
平成27年(2015年)  3,465,215 3,190,799 92.1%  243,390 7.0%
平成28年(2016年) 3,406,029 3,133,644 92.0% 241,545 7.1%
平成29年度(2017年) 3,333,334 3,063,833 91.9% 239,400 7.2%
平成30年(2018年) 3,251,684 2,983,719 91.8% 238,326 7.3%

※文部科学省「学校基本調査」より抜粋

この変遷を見ると、公立中学と私立中学の生徒数の割合に、あまり変化は見られません。
ただし、昭和62年(1987年)の私立中学校生徒割合は3.1%、平成9年(1997年)は5.3%というデータもあることから、30年の間に私立中学校の生徒割合が急激に伸びていることが分かります。

一方で、教育系企業の調査によると、首都圏の中学校受験率は、1987年=8.0%、1997年=13.0%、2007年=18.9%と、右肩上がり。
つまり近年、中学校受験に対して注目が集まっていると言えます。

次に、公立中学と私立中学の特徴を見てみましょう。

公立中学の特徴

  • さまざまなタイプの子どもが集まる
  • 地元の学校は通学が楽になる

さまざまなタイプの子どもが集まる

一般的に、地元の公立中学に入学すると、そこにはさまざまなタイプの子どもたちがやって来ます。
受験を目指す子ども、勉強よりも部活に打ち込む生徒、あるいはその他の目標を持っている子ども・・・本当にさまざまです。

そのような、さまざまなタイプの生徒がいるなかで育つと、子どもたちもいろんな影響を受け、知識を得ることができるでしょう。

公立中学 特徴

地元の学校は通学が楽になる

私立中学へ進学するとなると、学校が自宅から遠くなることも珍しくありません。
自転車で通ったり、さらに遠い場合は電車で通ったりすることになるでしょう。
そうなると、通学が大変かもしれないですね。

一方、公立中学の場合は、自宅から最も近い学校に進学することになり、通学も楽になるでしょう。
また、同じ小学校から知った友達も一緒に入学することも多いので、公立中学のほうが安心できるという子ども、親御さんもいます。

私立中学の特徴

  • 同じ目的の子どもが集まる
  • カリキュラム進度が早い

同じ目的の子どもが集まる

まず私立中学の特徴として、私立中高一貫校は、同じ目的を持った生徒が集まるという点にあります。
その「同じ目的」とは、大学受験であったり、スポーツであったりとさまざまですが、特に勉強面で大学受験、しかも難関大学合格を目指している生徒が集まります。

同じ目的の子たちがいる環境に身を置くことは、勉強に対する意識の向上に繋がります。
「みんなが勉強しているから頑張らないといけない」という焦りも生まれてくることもありますし、「自分も頑張ろう」というやる気も満ちてくるでしょう。

私立中学 特徴

勉強するという習慣がついている子どもたち

また、中高一貫校を受験するとなると、やはり多くの子が小学校4年生、遅くとも5年生までには受験対策を始めます。
塾に通うなどのそれぞれの方法で、勉強をするという習慣がついている子どもが、必然的に多くなります。

もちろん、親にとっては
「小学生から勉強漬けにさせたくないな・・・」
「子供はたくさん遊ぶべきだな・・・」
という意見もあるかもしれません。

しかし、勉強漬けとまではいかなくとも、勉強するという習慣をつけておくことにより、中学・高校と進学していく中で、本人にとっては負担の少ない状態で勉強モードに入ることができるはずです。

カリキュラム進度が早い

大学受験を想定すると、高校に入ってから3年間の受験対策プログラムよりも、中高6年間の受験対策プログラムのほうが、有利に働くこともあります。

多くの中高一貫校では、中学2年~3年の間に、すでに高校のカリキュラムに取り掛かっています。
特に難関大学を目指すような私立中高一貫校では、早いところでは中学3年生の段階で高校1年生レベルの内容が終わっていることもあるようです。

なぜ、このような違いが生まれるのか。
それはやはり、中高一貫校に進むと高校受験が必要ない、という点が挙げられるでしょう。

私立中高一貫校 特徴

公立中学の3年生が高校受験対策をしている間に、中高一貫校は高校のカリキュラムを進めることができるからです。

公立の中高一貫校もそこまで早くはありませんが、高校知識の導入は進んでいます。

どうしてこのような余裕があるのかと言うと、やはり高校受験がないからです。
公立中学組が高校受験対策をしている間に、中高一貫校は高校のカリキュラムを進めることができます。

まとめ

ここまで、公立中学と私立中学の特徴をご紹介してきました。

もちろん、公立中学も私立中学も、それぞれのメリットがあります。
大学受験を希望するのかどうかなど、お子さんの目標によっても、どちらを選ぶか違ってくるでしょう。

当然のことながら、公立と私立では学費も大きく異なる場合があるので、注意が必要です。

また、現在は中高一貫校といっても私立だけでなく、公立の中高一貫校も増えてきています。
国立の中高一貫校もあります。

選択肢は無数にあると言っていいでしょう。
お子さんの希望と目標を考慮しながら、ぜひご家族で話し合い、進む道を決定してくださいね。

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